https://news.yahoo.co.jp/pickup/6348992
粉飾残業。要するに残業しているにも関わらず、残業をしていないように見せかける処理をして残業する(させる)こと。
中小企業でも今年の4月から「時間外労働の上限規制」がスタートする。
月45時間、年360時間以上の残業は基本NG(一部例外有り)。
違反した事業主には半年以内の懲役、または30万円以内の罰金が課せられる、というわけです。
長時間残業を当たり前にしている会社は、ヒヤヒヤしているでしょうね。でも、この記事のように、やりようによっていくらでも粉飾することができます。なんてこったい。
このように、国が始めた働き方改革によって、いろんなルールが追加されてきているわけですが、どうも腑に落ちない点があります。
有給の取得義務や残業規制などで、働く時間を減らすとか、正規雇用の非正規雇用の格差をなくす(同一労働同一賃金)など、いろいろと策を打っているわけですが、すべてが「働く時間を減らす」「賃金を上げる」というところにフォーカスしていて、本当の目的である「一億総活躍社会」という部分が蔑ろになっているんじゃないか?と思うわけです。
え?働く時間を減らせば活躍できるの?賃金が上がれば活躍できるの?
結局これって政府の都合のいいように考えて、支持率集めに最低賃金上げたり、休み増やすようにやってるだけで、本質がおろそかになってね?
そもそも仕事のやりがいについて、考えてる?『働く=辛い、しんどい』というのが前提になってね?
このように疑問がわんさか出てきます。
残業上限規制についても、自分の考えをお話しさせていただくと、、
まず、現状起きていることで、何が問題で、どうあるべきかを考えたときに、「残業をすること」自体が悪なんじゃなくて、「残業せざるを得ない環境を作っていること」や「残業代を払わない」「残業しているのにしていないように見せる」ということがダメなんじゃないの?って思います。
長いとか短いとか関係なく、そもそも一日8時間労働って、誰が決めたの?って思います。そんなに働きたくない人は無理して働かなければいいと思うし、働きたい人は何時間でも働けばいい。
音楽を作ってる人、芸能の仕事をしている人、絵をかいてる人、漫画家の人、それ以外の仕事でも、夢中になって何時間も休まずに仕事をしている人、正月も休まず延々と仕事をしている人もいます。キングコングの西野さんのオンラインサロンに入ってますが、西野さんもまさにそんな感じ。
仕事が楽しくて仕方ない人とか、逆にとにかくたくさん働いて稼ぎたいという若者とか、自ら時間制限なしに働きたいって人も全然いると思うんですよね。
もちろん残業上限規制については個人事業主は対象外なので、個人でやっちゃえばいいじゃんっていう意見はわかりますけどね。
自分が言いたいのは「ただ働く時間を減らしたり、賃金を上げるんじゃなくて、仕事を楽しいと思える環境作り、やりたいことが仕事にできる環境作り、それぞれに合った働き方の提案が必要なのでは」ということです。
あくまでも残業代の未払い、粉飾残業はダメ。本人の望まない残業を無理にさせ続けるのも良くない。
ただ、根本的な仕事をする目的とか、仕事のやりがいとか、そういう部分をどうすれば与えられるか、それを考え、その方法を教えていくことが何よりの働き方改革だと思う。
まずは自分の会社でそれを実現すべく、フレックス社員の導入とか、イベントの充実化を図ってます。
もっともっと、会社、社会をよくしていきたいね、ブランくん。