先日、フィルライトの幹部メンバーでご飯に行ってきました。
幹部陣で未来の話をしている時が一番楽しい。
やはり語るべきは過去ではなく、未来だ。
その時に話していた中で、俺たちがやりたいことって何だろう、会社として何を目指していこうか、という話になりました。
それぞれがどういうことが得意で、どういうことに興味があって、どういうときにやりがいを感じるか、そういう話をしているときに気づいたことがあります。
趣味とか仕事とかって、すべて「ツール」でしかないんだな、ということです。
結局何がしたいかって、誰かを勇気付けたいとか、少しでも幸せな気持ちになってほしいとか、辛いことを乗り越えるきっかけになってほしいとか、みんなそういうことであって、その手段が、音楽だったり、スポーツだったり、仕事だったりするだけなんだな、と。
だから、大切なのって「誰かに何かを与えたい」と思える心であって、「何をするか」ではないんだと思うわけです。
それに気づいた時、今までは「明確な目標を持つべきだ」「やりたいこと、なりたい自分を具体的に考えたほうがいい」と思って、そう指導してきましたが、ちょっと考えが変わりました。
どういう時に自分が「楽しい」とか「うれしい」とか「生きててよかった」と思うかを知ることが大切であり、その手段を急いで決める必要はない。
そして、そのやりがいを感じる瞬間が「誰かに何かを与えることができたとき」だったとすれば、その人の人生は、いろんな意味で豊かになる、ということ。
経営者として、従業員に「与えることの喜び」を知り、そしてそのための手段を見つけるための多くの経験をさせてあげること。
これが、自分が「目標、夢を見つけたい」という従業員に対して会社としてやるべきことだと。
こういうことに気づかせてくれる人間関係というか、うちの幹部陣、マジ最高だな。
彼らがうちの幹部でよかった。