大阪府では、休業要請に対応してくれないパチンコ屋の公表がありました。
パチンコ屋の言い分として
「パチンコというのは台の入れ替えだけでも1つ30万円くらいかかる。昔と違っていまはそんなに儲からないし、従業員の雇用を守るためにも、店を開けている」
とのこと。
なんか一見「従業員想いのいい会社なのかな?」って思うんですが、ちょっと待ってください。
雇用を守るって、それただの言い訳じゃね?
うちは資金がありません、って言ってるようなもんじゃね?
って僕は思いました。
勿論、会社を存続させなければ従業員は働くことができなくなり、お金に困ります。
そういう意味では、従業員が働く場所を確保するために会社をなんとしても存続させる、その考えはわかります。
でも、本当に雇用を守るっていうなら、ちょっとお店を締めたくらいで潰れるような、自転車操業の状態になっていること自体、もはやおかしいですよね。
普段から雇用を本気で守る気があったら、そういう状況にしてないでしょって思う。
実際こういう状況でも働きたい人、そうじゃない人がいると思うので、従業員に「休業補償をもらって休むか、働き続けるか」という選択肢を与えるならまだわかりますが。
ここは、実はうちも最後まで検討してました。実際ギリギリまでは休む人には6割の補償を、働く人には在宅ワークの環境を用意し、可能な限り在宅で勤務を、という方向で調整してましたが、結局取り扱うメイン商材自体の取り扱いが停止したので、幹部陣以外全員補償有での休業にしました。(幹部陣は会社でどうしても必要な顧客対応などをやってるのと、会社の未来のためにいろいろと話し合いながら試行錯誤してます)
そういう意味では、うちもまだまだ今回のコロナ禍に対して充分な対策や準備ができていなかったと思っていて、反省してます。
テレワークの準備、あとはストック収入を作っておいて会社の基盤をより強固にするとか、商材や業種についてもっと手広く取り扱っておくことなど、変化対応に強い環境を作るという点においてはまだまだやるべきことがあったと思ってるし、それに気づけた今だからこそ幹部陣で急ピッチで取り掛かっています。
実際のところ、会社、お店を継続営業するか、休業するか、何が正解かは正直わかりません。
出口が見えない今、実際に雇用を守るために営業再開を考えている店舗、企業もあるだろうし、実際うちも何か月も補償だしながら休業するなんて無理なので、今の状況が続くのであれば、どこかで再開の判断をすることになると思います。
ただ、一つ分かっているのは、今までの常識とか、今までのやり方とか通用しないということ。変化対応についていけない業界、企業は、間違いなく潰れるし、そういう予想不可能な事態も含め、できる限りの準備をしておく必要があるのは間違いない。
コロナが収まったって、また同じようなウイルスパンデミックによる社会情勢の大幅な変化は起こりうるわけです。
もっと先の未来を見据えて、今できることをとにかくやっていく。変化対応していくこと。それが今自分たちができる唯一のことだと思います。
うちも今後に向けて会社の方向性などかなり固まってきたので、近いうち報告ができればと思います。