これからの時代、自分がやりたいことを見つけること、楽しいと思うことが何かを知ることが重要になると思っています。
それはなぜか?
その理由は2つあります。
1つは、AIによる自動化、無人化などによって、「人」の仕事が減ること。
2つ目は、マスマーケティングからダイレクトマーケティングへの変化。
【AIについて】
皆さんもご存知の通り、AIがどんどんと進化しています。この技術の進歩って本当にすごくて、15年前までは世の中のほとんどの人がスマホというデバイスを持っていて、それ1つで動画を見たり写真を撮ったり、音楽を聴いたり、ゲームをしたり、本を読んだりする時代が来るなんて思っていませんでした。
AIも日々進化しています。正直、もうすでに多くの仕事が、人がやるよりもAIがやったほうが効率的でミスがないものになっていますが、「人の仕事を奪う=悪」という謎の考えにより、あえて自動化していないものや、「文化を守ろうという」という便利な言葉を使って、効率化を阻害する人がいるのも事実です。
仕事に費やす時間を減らすことができること、極論仕事をしなくても社会が回るようになること、そこに自分は「希望」しか見えません。
そもそも、仕事を基盤とした人生設計、1日8時間働くことが当たり前とする固定概念、それが意味がわからない。
人は仕事をするために生まれてきたんじゃない。長時間働くために生まれてきたんじゃない。
AIで効率ができたなら、人手を減らすことができたなら、働く時間を減らせばいい。週5日じゃなくて週4日、1日8時間じゃなくて6時間。どんどん減らしていけばいい。勿論給料はスライドで。そして、空いた時間でやりたいことをやればいい。
仕事に追われ、残業続きで、休みの日はとにかく寝るだけ、という生活では、自分が本当にやりたいこと、幸せだと感じる瞬間を知らなかったり、それを考える余裕もなかったりする。
これからも間違いなく、AI化、自動化、効率化は進みます。
マスマーケティングとは、広範囲のユーザーに向けた単一広告。テレビCMとかがそうですね。
ダイレクトマーケティングは、各ユーザーのニーズに合わせた双方向のマーケティング。通販やECがそうですね。
世の中がマスマーケティングからダイレクトマーケティングに変わりつつあること、これがなぜ「自分がやりたいことが何かを考え、見つけることが重要になる」という話に繋がるのか、と疑問に思う人もいるかと思います。
今、ダイレクトマーケティングが主流になりつつある理由の1つは、個性の細分化によるものです。
昔は、テレビでアニメを見たら、次の日はアニメの話で持ち切り。大ヒットドラマで主題歌になった曲はミリオンヒット。好きな野球チームは巨人。というように、みんなが良いというものは、良い。という考えが普通でした。
でも、今は様々な情報をいろんな方法で気軽に取得でき、発信できる時代。昔みたいにテレビの視聴率が50%とかいくような時代ではなく、いろんな個性が尊重され、発信側も受け手側も、もっともっと我を出しても良くなってきています。
個性の細分化によって、ダイレクトマーケティングが加速し、それによってより個性の細分化が進んでいく。この繰り返しで、世の中にはどんどん「コアな世界」が生まれていくと思います。
実際、昔はプロ野球12球団だけだったのが独立リーグができたり、サッカーもJ1だけだったのがJ2、J3ができたりしています。音楽だってニッチなジャンルのアーティストも増えてきていて、より細分化されてきました。
これが今後はもっと加速し、マイノリティが量産され、趣味と仕事の境目がわからなくなってくる時代になると思ってます。
結論、これからはどんどん働く時間が減る。そして、個性がより尊重されるようになる。
そんな時代で、自分がやりたいこと、やってみたいことがないと、暇を持て余してしまいます。逆にやりたいことがあれば、昔に比べてもより人生を謳歌できる時代が来る。
コロナによる自粛というこの時期だからこそ、本当にやりたいこと、何が自分が楽しいと感じるのか、今一度考えてみませんか?